先輩にインタビュー

お客様とともに喜びを分かち合い、絆を作ってきました。 H・T アプリケーション開発 部長 2001年入社 経験者採用

トラブルを恐れず、
お客様と踏み込んだ関係を構築

アプリケーション開発の部長として、2つの課約30名の社員をまとめています。当部の主なお客様は大手生損保会社4社で、7割の社員がお客様先への常駐、3割が社内の開発部隊として活動しています。管理職としての私の仕事は、各サイトでのトラブルシューティングがメインになります。しかし、私たちの仕事にとってトラブルというのは決して悪い面ばかりとは言えません。
私自身、過去に大きな障害が発生し対応に追われることもありました。ただ、トラブルに徹底して向き合い、お客様と一緒に解決した経験がお客様とのより強固な絆を生むことにつながっています。
ですから、私たちは、障害の責任が発生することを恐れてあいまいな立ち位置にいるより、お客様とより踏み込んだ関係を築き、障害が起きたらお客様と一緒になって必死に復旧する姿勢を貫いています。そして、すべてが良い方向に向いた時にお客様とともに喜びを分かち合う、クエストはこれまでも、こうしてお客様との絆を作ってきたと自負しています。

組織として何かを達成する喜びを若い人に伝えたい

私たちの仕事は一人でコツコツやる作業もありますが、一人で行うことは規模にしても、品質においても限界があります。それなりのアプリケーションを作るには組織で分担をしないと達成できません。私たちがアプリケーションの開発や導入を行う際には、実際にそれをお使いになるお客様を含めたプロジェクトチームを組み、組織として目標を達成していく必要があります。
そして、プロジェクトを進める上でとても重要なのが、人と人とのコミュニケーションです。大きなプロジェクトになればなるほど、作業者が多くなる分コミュニケーションが必要ですし、プロジェクトを引っ張るメンバーが互いに信頼し合っていないとゴールまでたどり着けません。さらに、お客様企業もクエストも、ともにプロジェクトを通じて次のリーダーの育成を行っています。
こうした組織的な活動の前提となっているのが、クエストの社員が過去に築いてきた人間関係であり、信頼です。お客様との信頼関係があるからこそ、プロジェクトを終えた時の達成感が大きなものになります。そして、培ってきた信頼関係を若い社員にも受け継ぐことができる、これが組織として何かを達成する喜びです。私は若い社員たちにこれを伝えていきたいと思っています。

クエストはつねに挑戦している技術者の会社

クエストは非常に人間臭い会社だと私は思います。流行りのソリューションを提供する会社は他にもたくさんありますが、クエストはお客様につねに堅実な提案をします。それでは一見、地味な印象を受けますが実はそうではありません。障害発生で評価が落ちることを恐れていてはそれ以上の信頼は得られないことを知っていますから、挑戦しないという選択はクエストらしくありません。一人ひとりの社員がお客様のビジネスの現場に入り込んで、運用サポートをお客様とともにずっとやってきた経験と実績があるからこそ、あえて挑戦することができるのです。起こりうる障害を予測し、堅実さをもちながら、つねに挑戦していく、これこそがクエスト魂だと私は思います。
このようなクエスト魂をもったリーダーを育成するため、現在、会社としてもリーダー研修の拡充を行っています。その一つであるモチベーション・エンジニアリング手法研修は、人間のタイプによってモチベーション向上の方法が異なることに着目し、リーダーが社員の個性に合わせたモチベーションアップを学び、組織として成功を導くという内容です。非常に面白い研修でした。私たち管理職は面談を頻繁に行い、社員の考えを聞き、希望に近い業務をやってもらえるように努力していますが、現在のところ、すべてが上手く配置できているわけではありません。今後は、社員の個性をさらによく見て、この人にはこういう先輩が必要だ、こういう後輩が合っているといった個別の配慮をしながらプロジェクトチームを編成するなど、そうしたマネジメントができれば、社員の能力開発にも成果向上にもつながっていくと思います。