公共 エネルギー・鉄道 業界について 株式会社クエスト

 

法律の改定とICT技術の進化で変わる電力業界

エネルギー業界では「電力システム改革に関する改革方針」に沿って
①広域系統運用の拡大(2015年実施済み)
②小売及び発電の全面自由化(2016年実施済み)
③法的分離の方式による送配電部門の中立性の一層の確保(2018年~2020年に実施予定)
という3段階からなる改革が進んでいます。

小売及び発電の全面自由化が2016年に実施され、電力会社の他に、ガス会社や鉄道会社などが電力小売業に参入しました。2020年には送配電部門を独立会社にすることが決定され、発電会社と一般家庭までの電気を送る経路、送配電網を中立的な立場で提供することを義務付けられています。このような法律の制定により、電力業界は自由競争の時代に入ることになります。

先行で電力の自由化を進めている欧米各国では、家庭にはスマートメータが設置され、家庭の電力使用量をリアルタイムに把握し、情報としてネット上に提供する仕組みが構築されています。太陽光発電や風力発電に参入する多くの発電会社の電力量をリアルタイムに計測できる仕組みとしてスマートグリッドも提供されています。スマートメータとスマートグリッドが普及することにより、電力関連情報がデジタル化され、クラウド上に蓄積されるようになってきています。

図は発電、送電、小売の機能構成をまとめたものです。送配電の分離や小売・発電の自由化により、どの事業者がどの機能を担当することになるのかを示しています。

電力エネルギー業界では2020年の送配電分離に向け、最終的に会社の設立、業務の分離、システムの分離などを推進しているところです。

現在、日本の電力業界においては、デジタル化による効率化を進めています。発電所の機器にIoTを設置し、データをデジタル化、データベース化します。そのデータを使い、機器のメンテナンス時期の適正化や故障の予知などを、AIで実現可能になります。ドローンや監視カメラにより、送電設備のメンテナンスの効率化なども可能になります。各家庭の電力使用状況をリアルタイムに把握できるようになるため、そのデータが分析され、小売業者から最適な料金体系などを提案できるようになると思われます。電力エネルギー関連のデータがデジタル化されることにより、電力関連の業務が効率化されます。更に新しいビジネスもどんどん創出されるものと思います。

アプローチ

自由化とデジタルトランスフォーメーションをシステム視点でご支援

クエストは電力会社様の基幹であるIT基盤の運用保守を担当しています。電力会社様のシステムを理解するだけではなく、電力業界全般の業務についても理解しています。お客様と共に、今後電力業界で普及するであろうIoTの新技術やAIの新技術を一緒に勉強させていただいています。新しく起きる電力業界の波に対して準備を行っています。